FX取引でよく出てくる知っておきたい言葉を解説しています。
「スワップ」ってなんのこと?
取引する通貨ペア間(2国間)でのそれぞれの「金利差相当額」になります。
原則は、金利の高い方の通貨を買うとスワップを受け取れ、逆に、金利の高い通貨を売るとスワップを支払うという仕組みです。

上のドル円において、どれくらいもらえるか概算してみましょう。
100万円買っていたとすると、
2.5 % – 0.5 % = 2.0 % 2.0% → 0.02
100万 × 0.02 = 2 万円/年
20,000 円 ÷ 365 日 = 54.7…円/日 一万通貨あたり 毎日約54円 もらえることになります。
これはあくまで概算で、実際には手数料などで売りも買いもマイナスになったりプラスになったりすることがあります。
スワップのメリット・デメリット
スワップポイントは必ず利益を得られるものではありません。
・高金利通貨を買って、低金利通貨を売れば、毎日何もしなくてもスワップポイントを受取れます。
→金利差がプラスだとポジションを持っているだけで、資産が増えます(メリット)。
・高金利通貨を売り、低金利通貨を買うと、その金利差を逆に支払わなければなりません。
→金利差がマイナスだとポジションを持っているだけで、資産が減ります(デメリット)。
これをマイナススワップと呼びます。
FX自動売買は設定幅(レンジ)を広くし、ポジションを長期間保有することを前提としています。保有している間支払い続けるマイナススワップを運用する際は、十分検討が必要です。
スワップの受け取り方
スワップを得るには、ニューヨーク為替市場が終了したときにポジションを保有している必要があります。
保有したポジションをニューヨーク為替市場が終了前に決済してしまうとスワップは発生しません。
NYクローズ時間は現地時間午後5時
日本時間では、米国標準時間時:午前7時、米国夏時間時:午前6時
トライオートFX
NYクローズのタイミングで毎日「受け取り」または「支払い」をします。
トラリピ
ポジションが決済されたときにまとめて「受け取り」または「支払い」をします。
よってポジションにっては、マイナススワップが決済益を上回りマイナス決済となることがあります。
「スワップ振替」により、自分の任意のタイミングでスワップの「受け取り」または「支払い」をすることもできます。

マイナス決済を避けるには定期的に「スワップ振替」をしましょう
条件の良いスワップの選び方
スワップは金利差、FX会社による手数料により違いが出ます。
よって、
- 通貨ペア
- ポジション(売り or 買い)
- FX会社
によって違います。
各社スワップは公開されていますので、運用前に一度目を通してみるといいかもしれません。
おすすめ各社 スワップ
口座開設無しでもこちらで確認できます。
どちらも大差ないですが、各社キャンペーンを用いて一時的に条件を良くすることがあります。
高金利通貨(トルコリラ・メキシコペソ など) スワップ取引
高金利通貨としてよく出てくるのが、トルコリラやメキシコペソなど新興国通貨です。
金利が高いので保有しているだけで毎日お金が入ってきます、不労所得として運用している人もいます。
しかし新興国は先進国のように成熟していなくて、政情不安や地政学的リスクなどは高めです。
そのため急な変動が起こる可能性がり、通貨自体の価値が下がってしまったり、ロスカットのリスクが高いので初心者にはおススメしません。



私も怖いのでやりません
【スワップとは】メリット・デメリットから受け取り方まで まとめ
スワップは両国間の金利差によって、受取ったり支払ったりするお金です。
NYクローズ時に保有していたポジションに対して発生し、「通貨ペア、ポジション(売り買い)、FX会社」によって異なります。
ポジションの長期保有を前提とするFX自動売買では、金利差を支払うことになるマイナススワップの運用には、注意が必要です。
スワップポイントは公開されていますので、実際の取引の前には参考にしましょう。
心配な方はスワップを検討したうえで運用している「へそくりトライオート」「トラリピdeおこづかい」を一緒に運用してみませんか?



