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【リスク・デメリット】資金効率を上げるハーフ&ハーフ戦略

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もっと効率よく稼ぎたいと思いませんか?少ない資金で効率よく稼げるハーフ&ハーフ戦略。トライオートFX、トラリピをはじめとするFX自動売買では必須の戦略ですが、知らずに使うとリスクも2倍になります。

今回はハーフ&ハーフ戦略のメリットを確認しながら、リスクやデメリットにどのように対応するかご提案します。

ハーフ&ハーフ戦略ってどれくらい収益率が上がるの?
収益率が2倍だなんて、危険な設定?
リスクを回避するにはどうすればいいの?

こういった疑問に答えます。

このブログの結論
  • ハーフ&ハーフ戦略では資金効率が約2-3倍
  • 売り買い両側にロスカットレートが発生するので、リスクも2倍
  • マイナススワップが必ず発生
  • ロスカットレートに余裕を持てるように資金を調整

私が運用している「へそくりトライオート」は2通貨ペア・ハーフ&ハーフ戦略で資金効率を上げています。

目次

ハーフ&ハーフ戦略とは

トラップを仕掛ける範囲(レンジ)の「上半分を売り」「下半分を買い」に設定する戦略のことです。

ハーフ&ハーフ戦略 イメージ図

買いゾーンを上に突き抜けると、買いポジションはすべて決済されるので、資金がすべて浮きます。その資金を用いて、今度は売りゾーンを仕掛けます

逆に売りゾーンを下に突き抜けると、売りポジションはすべて決済されるので、資金が浮きます。そして今度は買いゾーンを仕掛けます

単一通貨ペア運用は、売りと買いの両方を同時に最大数つかむことがないので、同時発注しても資金運用に問題はありません。

ハーフ&ハーフ戦略 メリット

証拠金が約1/2になる

「同一通貨ペアで売り買い両方の注文があるときは、金額の高い方のみ証拠金とする」ルールが、トライオートFX、トラリピにはあります。

「証拠金」とはポジションを持つときに必要な資金で、総資金の4%に当たります(レバレッジ25倍)。

例えば、米ドル円80円から100円に0.1通貨を20本買いトラップを仕掛けると証拠金は約72,000円必要です。

これを上下に分けるとそれぞれの証拠金は、
90円から100円は売り、0.1通貨10本→ 約34,000円
80円から90円は買い、0.1通貨10本→ 約38,000円 となり、

約7.2万円が約3.8万円となり、証拠金が約1/2になります。

含み損が約1/3になる

売り又は買いでそれぞれトラップを発注する為、各トラップ・レンジは半分になります(下図)。

証拠金の削減

その結果、高値掴みしないので暴落時の含み損が少なくなります(下図)。

評価損の圧縮

落ちてくるときは売りレンジの決済益も加わるので、ロスカットはさらに遠くなり安全です

少ない資金で広範囲をカバーできる

証拠金の削減、評価損の圧縮により、同じ資金量でもレンジを広く取ることができるようになります。

FX自動売買で勝ち続けるには、レンジを広く取り、ロスカットレートを管理することが大切です。

ハーフ&ハーフ戦略 リスク・デメリット

レンジの上下に損失リスク(ロスカット)がある

「損失リスク」とは、相場がレンジの外に飛び出し、含み損が増え、資金が足りなくなってロスカットされるリスクです。

買いレンジ → 下に損失リスク

売りレンジ → 上に損失リスク

が存在しますが、ハーフ&ハーフ戦略では、売り買い両方のレンジが設定されるので、上下に損失リスクが発生します。

繰り返しになりますが、

FX自動売買で勝ち続けるには、レンジを広く取り、ロスカットレートを管理することが大切です。

資金管理によってロスカットレートをコントロールしましょう。

詳しいロスカットレートのコントロール方法については、

マイナススワップが発生する

スワップとはポジションを持った時に、2国間の金利差によって毎日支払ったり受け取ったりするお金です。

ハーフ&ハーフ戦略では売りと買い両方を設定するので、どちらかのレンジで必ずマイナススワップが発生します。

FX自動売買は長期間ポジションを持ち続けることが前提になるので、マイナススワップの運用はできるだけ避けます。

マイナススワップの影響「へそくりトライオート」

「へそくりトライオート」では、2022年3月からEUR / JPYを稼働しています。

稼働当初はプラススワップでしたが、世界の金融引き締めと日本の金融緩和政策の反故で、マイナススワップになりました。

2022年6月からマイナススワップが発生し、2022年12月から-100円(1万通貨・1日)になっています。

利益に対するマイナススワップの影響を見てみると、

(マイナススワップ÷確定利益(%))

マイナススワップが大きく(1万通貨・-100円/日位に)なると、利益の15%位が削られる

EUR / JPYのボラティリティの大きさと、ハーフ&ハーフ戦略による資金効率upにより、マイナススワップで15%削られても年利10%以上をキープしています

資金効率を上げるハーフ&ハーフ戦略 まとめ

再度まとめます、

このブログの結論
  • ハーフ&ハーフ戦略では資金効率が約2-3倍
  • 売り買い両側にロスカットレートが発生するので、リスクも2倍
  • マイナススワップが必ず発生
  • ロスカットレートに余裕を持てるように資金を調整

つまり、売りまたは買いの片方でレンジ全体をカヴァーすると資金効率が落ちる。

そこでレンジを売りと買いに分けて、資金効率を上げるのです。

売りと買いは単一通貨にこだわらず、マイナススワップの影響やボラティリティの大きさを考えて選択するといいですね。

いちばりき部「へそくりトライオート」では…

ボラティリティの大きなEUR / JPYとCAD / JPYが似た動きをすることに着目し、この2通貨ペアで変則ハーフ&ハーフ戦略を組んでいます。

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